
文科省の中教審が、小学校5年生と6年生の授業を対象に「教科担任制」を導入するように答申したとNHKが伝えていますね。

モンカショー?チューキョーシン?

いや文科省はわかるでしょう、教育を司る国の省庁、文部科学省ですよ。

あ、ああ、あのモンカショーね、知ってる知ってる。

(大丈夫かなこの人……)

で、中教審というのは中央教育審議会のことで、簡単に言えば国の教育政策について専門家が話し合って、政府に提言する会議のことです。

はいはい、ポルトガルのサッカークラブFCポルトのGKみたいな感じね。

???

マルチェシン。

あ、そういう名前の選手がいるんですね、「シン」しか合ってないのにいきなりそんな無理やりなボケをかましてくるということは、さっきやってたゲームはウイイレですね。

君はすごいね、何でもお見通しだ。

続けます。その中教審が、小学校の高学年では、中学校や高校みたいに教科によって教員が固定される教科担任制を取り入れるべきだと政府に伝えるそうです。

へー、でも昔から音楽とか図工とかそうじゃなかったっけ?

そうですね、標準時数が少ない教科はすでにそうなってますね、家庭科とか。ただ今回のお話では、その対象に算数・理科・英語の3教科を加えるという想定のようです。

おいおい(笑)、英語は教科じゃないだろ!

英語も教科ですよ!なにツッコんでやったみたいな顔してるんですか。

まじ?

まじですよ、まじ。2020年度から小学校でも英語は必修科目です。

ウソでしょ……、じゃあもう登下校中のむかつく小学生に英語で悪口言えなくなるじゃん……。

なんてことをしてるんですか、不審者じゃないですか。

大丈夫、英語わからなくて実際にはやったことないから。

それはそれで悲しいですが、悪いことしていなくてよかったです。

しかしすごいなぁ、今の小学生は英語の授業も受けているのか。

そうなんですけど、それはつまり教員の負担も増しているということですよね。昨年度までなかった科目を急に教えることになった先生は大変ですよね。

なるほど、確かに。

だから教科担任制を取り入れることによって、教員の負担を減らしながら、質の高い教育を推し進めたいということのようですよ。

でも担任の先生との時間が少なくなってしまうのもちょっとさみしいね。

まあそれも昔の名残でそう思うだけで、変わったら変わったですぐに慣れるんじゃないですか。

その方がいいかもね、あんまり先生と親密になるとうっかり先生に向かって「お母さん」とか言っちゃうからね。あの悲劇はもう起こしてはいけない、絶対に、絶対にだ。

(言っちゃったんだ)

それにしても、俺も小学校のころから英語の授業受けていれば英語できてたのかな……。

どうなんでしょうね。英語そんなに苦手なんですか?

英単語と言われて真っ先に思い浮かぶのがdiarrheaとかpukeとかpoopです。

知らない単語がありますが、最後のpoopからしてその類の言葉だということが想像できます。したがって、小学校から英語を習っていたとしても、偏った知識がより偏っていく道しか見えません。

うん、結局一番大事なのは制度より個人の取り組み次第だよね。

クソみたいなことを言ってたくせに常識的なまとめをされるとなんか癪ですね。
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