[時事漫才]“メタネーション”で脱炭素は進むか

エラー - NHK
投機家

いやーさっきさ、びっくりするくらいでっかいおならが出てさ、笑っちゃったよ。

学生

のっけからなんて話をしてるんですか。

投機家

だってすごかったんだもん、お尻爆発したかと思った(笑)

学生

どんだけすごいおならだったんですか。でも火をつけたら本当に爆発したかもしれませんよ、おならにはメタンガスが入っていることもありますし。

投機家

おなら燃えたら熱いな!

学生

それは温度的なことなのか気持ち的なことなのかよくわかりませんが、いままさにムーブメント的な意味でメタンが熱くなってきてますよ。

投機家

なになに、屁こき選手権でも始まったの?優勝しちゃうよ(ブーッブーッ)

学生

やめてください、こかないでください。おならの話じゃありません。地球温暖化防止のために脱炭素社会へとシフトしていく中で、メタンを作る「メタネーション」という技術が注目されているんです。

投機家

ネタねーでしょ?

学生

違います、メタネーションです。確かに少し更新が途絶えてましたけどネタはあります。

投機家

どうせ俺の人生なんてネタ人生だよ……。

学生

面倒なので励ましの言葉はスキップしてもいいですか?

投機家

いいよ!

学生

ありがとうございます。それで、メタネーションというのは、水素と二酸化炭素を合成してメタンを作ることです。温室効果ガスの一つとされる二酸化炭素を、水素と合成させて燃料となるメタンに変えてしまうことで、温室効果ガスの排出を減らすことが期待されています。

投機家

俺は酸素を吸って、お尻からメタンを排出しているけど、これもメタネーション?

学生

それは違います。

投機家

よし、続けて。

学生

はい、NHKによると海外では一部実用化されているようで、風力発電のような再生可能エネルギーを使って水を電気分解することで水素を作り出し、二酸化炭素と合成してメタンを生成しているようです。

投機家

そのメタンは何に使われるの?

学生

ドイツではガスで走るガス自動車にメタンガスを使用するみたいですよ。あとは普通に都市ガスとしてメタンガスが使えます。

投機家

俺のおならが町中で使われるなんて感慨深いな……。

学生

だからおならはメタネーションじゃないですってば。大事なのは既存のインフラに乗せて利用できるという点ですよ。メタンガスさえ作ってしまえば、現状のガス消費サイクルに簡単に組み込めます。

投機家

いやーでもそんなにうまい話があるのかー、何か問題あるんじゃないの。

学生

確かに、今回新しい技術の開発があったとはいえ、水素を作るのに非常にコストがかかっているのは事実で、このまま使うとしても都市ガスの7~9倍の価格になるそうです。

投機家

ほらーやっぱり俺のメタネーションの方がいいよ(ブーッブーッ)

学生

じゃあお尻にガスコードツッコんでいいですか。

投機家

やめてください、許してください。

学生

わかればいいです。ただやはり脱炭素社会の構築に向けて、二酸化炭素の排出を実質ゼロにするためにも、メタネーションは必要不可欠な技術になるのではないでしょうか。

投機家

要は水素を安く入手できればいいんだよね、俺のお尻から出せればなあ。

学生

水素は水から作るだけじゃなくて、褐炭と呼ばれる使われていない石炭から水素を作ることもできるそうです。

投機家

俺のお尻から出せればなあ。

学生

オーストラリアなんかでは褐炭がよく取れるらしいので、そこで水素を作り液化して、日本に輸入することも資源エネルギー庁なんかが考えているみたいです。

投機家

俺のお尻から出せればなあ。

学生

……面倒だから言わなかったんですけど、おならには水素も含まれているらしいですよ。

投機家

マジで!祝砲あげちゃう!(ブブーッ) あっ……。

学生

……。

投機家

……。

学生

早くトイレ行った方がいいですよ。

投機家

はい……。

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